意外と知らない植物性サプリメントの有害性

一言にサプリメントと括ると、植物性由来のものと、化学合成されたものも同じと見なされます。

ただ、化学合成されるということは薬剤と同じく副作用とされる有害事象が発生しやすいという認識です。

逆に、植物性由来のものは、即効性が弱い反面、有害性が全くないという認識があります。
故に「植物性由来だから安心、安全」というキャッチコピーをよく目にします。

しかし、安全とされる植物性由来のサプリメントにも有害性を示すものがいくつかあります。

代表的なのは大豆、イチョウ、甘草で、注意しながら摂取しなくてはいけません。
イタリアの研究グループが臨床薬理学の電子版ジャーナルにレポートした内容に興味深いものがあります。

テーマは三つで、まず植物性サプリメントと医薬品との相互関係について、次に、サプリメントを単体で摂取し続けた場合のヒトを対象にした有害事例、最後は毒性が強い植物を誤飲してしまった事例についてです。
約五百件を抽出した結果、相互作用については約九十件、有害性を示す事象が約四百件、誤飲が一件でした。

それらを元に、六十六種類の植物性由来のもののうち、三十九種類が有害性を示す可能性があると判明しました。

ただし、重篤な副作用をもたらすものは稀で、「100%安心ではない」という点を留意して摂取することが必要がというレポートでした。